trisapo12’ 2018

大分トリニータ観戦記

【2018明治安田生命J2第24節】大分トリニータ vs 栃木SC

大分は今節シャードの位置に後藤優介が復帰をし、右CBはソンス・ボランチは丸谷・川西のコンビで中3日で試合との事もあり馬場がベンチスタートで試合に挑んだ。

 

[交代選手] 81. 星・後藤→岩田・伊佐 88.國分→清本

 

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(試合感想)

3連敗中だった大分は試合の入りこそ栃木にペースを握られたが、徐々に栃木を攻略して行く。後方でボールを回しながら、栃木が食いついてきた背後でボールを繋ぎ中央とサイドを使い分けながら攻めて行った。

前半10分、DF鈴木が前線の藤本にパス、藤本が落として國分がシュートを放つも相手がブロック、こぼれ球を拾った藤本が再び決定的チャンスも枠を捉えることは出来ず… 

28分、丸谷が右サイドへ展開、松本怜が一対一の勝負を制しクロスを上げると中で待っていた藤本が上手く合わせるも相手GKに抑えられ得点とはならず。

大分は前半にエリア内まで進入する回数は多かったが先制することは出来ずに折り返した。

 

栃木は後半のスタートから、久富に代えて夛田を投入。攻守にアグレッシブさを増やす狙いとなった。後半62.大分は星のスローインから後藤・藤本でチャンスを作り相手のミスを川西が拾いペナルティーエリア内に進入して倒されるもPK獲得とはならず。

66分、69分に栃木FW大黒がゴールを狙うもネットを揺らすことは出来なかった。大分は72分、福森が相手の最終ラインの裏を狙い藤本にパス、藤本が上手く抜け出しクロスを上げるも中で誰も合わせることは出来なかった。もう少しペナルティーエリア内に人数を仕掛けていればチャンスを作れた勿体ないシーン…

80分、再び大分は國分から川西→川西がドリブルで運び裏へ飛び出した松本怜へパス、松本怜が中へ素晴らしいパスを送りニアでDF鈴木が潰れ役となって背後で後藤が合わせるも上手く足で捉えることは出来ずにまたもや決定機を逃した形となった。

大分は81分、後藤と星を下げ、伊佐と岩田を投入。88分には好調だった國分が負傷し、清本と交代。アディショナルタイム2分、大分は最終ラインから中央の清本へパスを送り、清本が藤本にパス、藤本が相手DFを引き付け上手く落として伊佐がシュート!しかし相手GKの真正面へ飛び決定的なチャンスを外しそのままスコアは動かず試合終了…

 

大分は連敗を止める事は出来たが、決定機を何度も逃して勝ち点3を落としたゲームともなった。最後の最後に制度の部分で試合を決めることができないのが今の実力、制度の部分は普段の練習から高めて行くしかない!日頃の練習から試合を想定して練習をやってください。もう負けられないぞ〜!!💢f:id:trisapo12:20180722153419p:image

 

【2018明治安田生命J2第23節】大宮アルディージャ vs 大分トリニータ

2連敗中の大分は今節5人を前節から入れ替えて試合に挑んだ。

出場停止明けの丸谷が復帰し、宮阪とのダブルボランチ。刀根が全治8ヶ月の大怪我により黄誠秀がスタメン起用、福森直也も怪我からの復帰戦となり左WBは星のコンディション不足?もあり久しぶりに那須川がスタメンとなった。

 

(試合感想)

試合開始早々を突かれた失点… 大分は前半2分にボックス内で黄が大宮のマテウスを倒してPKを献上、このPKを大前が落ち着いて決めて大宮が先制点を奪った。

 

先制点を許してズルズルに行く大分… 前半9分に國分から左サイドの馬場へパス、馬場がミドルシュートを放つも枠外。

ボランチとトップ下の行き来の役割を与えられた宮阪だが、DFラインまで下がってビルドアップに参加して役割を担うことをしなかったので右WBの松本怜とシャードの國分が孤立する形に… 35分から4-4-2にシステム変更し、球際の強度を強め対応して行った大分。

大宮は前がかりになる大分に対して追加点を狙うが決定機を決めれずに前半終了。

 

 

大分は後半から3-4-3にして前から行くようにハーフタイムで修正。宮阪をDFラインに落とす形を辞め、ミシャ式をやらなくなった大分。

馬場を中心に大宮のボランチ脇を突いて攻撃が活性化するようになる。

 

後半53分に大分がチャンスを作る。馬場が國分と崩して、ペナルティーエリア内にドリブルで切れ込んだ國分が左足でシュート。しかしゴールの右に外れる。65分には藤本のポストプレーから馬場が抜け出してボレーシュートを打つも、枠を捉えられず… 

 

大分は3バックにDH宮阪を降ろして後ろ4枚にして自分達から相手に数合わせて、逆に相手にプレス掛けやすくしてしまってる… 宮阪をDFラインに落とす形にするから、頂点にシャドーが居なくなって攻撃の人数が足りたくなる…

 

大分は73分に清本と星を投入、2枚替えで縦への意識を更に強めて行く、85分に伊佐を投入して最後まで得点を狙う。ボールを保持する時間帯が増えた89分、右サイドに流れていた宮阪のクロスに逆サイドで星が飛び込んで決定的なシュート。しかしシュートはゴール右に外れて同点弾とはならず。大分は決定的なチャンスを作る回数が多かった印象だが制度の低さが目立つ形となり試合終了、大分は片野坂体制初の3連敗となった…

 

開始早々の10分間、大宮のプレスで大分の腰が引けた形が試合の流れを決定付けた。大分はミシャ式やって自滅した形に…

臨機応変さ、ピッチ内での機転の効かせ方は大宮の選手に比べるとまだまだ課題が多く残る… 次節は開幕戦で完勝した栃木だが、油断する事なくまた選手全員で競争争いして、調子の良い選手を監督がしっかり判断して試合に挑み連敗を止めて頂きたいです!!

【2018明治安田生命J2第22節】大分トリニータ vs ヴァンフォーレ甲府

大分は今節、丸谷不在の為代わりに岸田が先発出場。ボランチには姫野がスタメンのチャンスを掴んだ。甲府は中2日でのアウェイ戦。過密日程に加え負傷者も続出でメンバーを大きく入れ替えた布陣となった。

 

【交代選手】42.姫野→川西 46.星→伊佐 77.馬場→三平

 

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(試合感想)

J2第16節にアウェイで大敗を喫した大分…今節の試合での立ち上がりも甲府の前線からのプレスと守備に苦しめられ押し込まれる…

前半20分、小椋の折り返しを受けた堀米が切り返して相手をはがして左足でシュートを放ったのが大分のゴールネットを揺らして甲府が先制!立て続けに24分。パスを受けてゴール前へと進入した曽根田が、左足で振り抜き追加点。

 

今節スタメン出場の姫野はフィードや縦パスが相手にカットされるシーンが多く恐らく甲府は姫野の対策をしてただろう。甲府の1トップ堀米がスペースに下りて中盤で数的優位を作り、周囲を使って攻め込み大分を押し込んだ。

 

1トップに堀米その下に佐藤と曽根田を並べた布陣、片野坂監督は予測していなかっただろう… 

 

慌てて大分は42分、姫野に代えて川西を投入、中盤での主導権奪回を図るが上手く行かず…

後半から大分は星を下げて伊佐、4バックにシステムを変更する。右SB岸田、左SB松本怜。右SHに國分、左SHに馬場として片野坂監督は修正した。

大分は59分に松本怜のクリアミスから堀米に拾われループシュトはクロスバーに当たったがこぼれ球に詰めた佐藤が頭で押し込んで甲府がトドメの3点目を挙げた。

甲府は66分に曽根田に代えて田中を入れ、さらに攻めの勢いを増した。大分は75分、藤本が倒されて得たPKを自ら沈めて1点を返す。

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77分に大分は馬場に代えて三平を投入し、片野坂監督は三平を2トップの一角に置き藤本を左SHに回した。攻め込む大分だが、84分に甲府前線の前プレで小手川がボールを奪われ佐藤にまたもネットを揺らされた…

大分はATに再び藤本が倒されてPKで1点を追加するも、時すでに遅し!前半戦の雪辱を果たすことは出来ず、中2日の甲府に対しても敗戦してシーズン2連敗となった…

 

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今季の大分はビハインドの時、攻め込まれてる時間帯に選手達が自らピッチで修正することが出来ない時が多い…  こういう時に必要なのが竹内選手だが今年は出場機会に恵まれずに居る。福森 鈴木 刀根と今季固定されていた守備陣も福森が離脱後に複数失点が続いているのは良くない!福森がまだ復帰できないなら、鈴木 竹内 刀根と並びを試してほしい。

 

 

[試合後の選手コメント] 

松本怜: メンバーが替わってもやろうとしていることはそれほど変わらないし、練習中から狙いははっきりしていたので、あとは精度を高めるだけだった。そこが今日はうまくいかなかった。怪我人が出たりして、チームの総合力が徐々に試される状況になっていると思う。

 

川西: ウラに抜けてほしいという矢印は感じたけど,、その中でギャップを使う選手もいなくてはならない。徳島戦ではスペースがなかったからウラもなかったが、今日は逆だった。ポゼッションにしても後ろが重かった。昨季のようにもっと全員がボールを受ける意識を持って動かなくてはならない。

 

 

【2018明治安田生命J2第21節】徳島ヴォルティス vs 大分トリニータ

大分は今節、宮阪から川西と先発変更。後藤・福森はこの試合にも間に合わず藤本・國分が再び起用された。

 

【交代選手】46.國分→清本 64.馬場→伊佐 81.藤本→三平

 

 

(試合感想) 

徳島は[3-5-2]システム、大分は[3-4-2-1]でスタート。徳島は連敗中という事もあり意外性のある戦い方を挑んできた、この戦い方は片野坂監督も予想出来ていなかった…

ポゼッションに定評のある徳島が、大分の最終ラインでのビルドアップにはプレスを掛けずに大分の攻撃の特徴、両WBの松本と星にパスが入ったとき限定で前方方向へ押し出し。徹底して守備ブロックを維持と大分対策を行い攻撃はカウンター狙いに徹した。

試合開始直後から、大分の選手・監督には戸惑いが見られて徳島がペースを握った。前半14分、大分の星が刀根からのボールをロストしそのまま徳島がカウンターを仕掛ける。徳島の岩尾がシュートを放つと丸谷が手に触れてしまいPKの判定。これを岩尾が自らきっちり決めて徳島が狙い通りに先制。

 

福森が離脱後に左に刀根、右に丸谷を配置している大分は、ここ数試合丸谷が狙われて失点する場面が多い… 左サイドの刀根、星の連携も良くならずに星が刀根を気にして、思いっきりプレーが出来なくなっている。やはり左利きの福森の離脱はかなり痛い、右WBの松本も開幕当初に比べて守備的になってしまってる。福森が居ない間は左利きの那須川を代わりにするしかないのでは?右は刀根・松本で固定し左は岩田・山口・イムなどが競争争いから試合に絡んでほしい。

 

先制後も徳島は徹底してブロックを維持。ボールポゼッションは大分に傾いたが、崩し切れずに前半終了。

後半に入り、大分は國分から清本に交代。

國分は後藤の負傷によりチャンスを貰ってるが、残念ながら結果を残せない… 次節からは林にチャンスをあげて欲しい。

 

直後の49分に大分はアクシデント… 丸谷が不要のファールで2枚目のイエローカードを受けて退場。丸谷の退場が今日の試合を決定付けた… あんな軽いプレーで退場してはいけないし、当たり前だがチームが崩れてしまう。出場停止で頭冷やして帰って来てくれよ〜

 

 

数的優位になった徳島はポゼッション率を高め攻勢に出る。大分も丸谷が退場して以降は割り切って攻撃に入り数的不利とは思えないのか続いたが、、69分に試合が再び動く。途中出場の内田からバイタルの島屋へ絶妙な横パス。島屋がサイドネットを揺らすゴラッソ!で徳島追加点。、84分にも山﨑のダメ押し弾が決まり、徳島が首位大分から見事に快勝した。

 

 

片野坂監督: 「今後、シーズン後半戦でもこういう戦い方をしてくるチームがあるかもしれないが、どういう状況になったとしてもわれわれは、しっかりと相手の変化を見て、リスクを負ってチャレンジして、勝点を積み上げることが大事だということでやってきた。だが、構えている相手を崩せず、こじ開けられなかった。後半戦に向けて、まだまだそういうところが課題であるという現実を突きつけられた。」

 

片野坂監督も言ってますが、まだまだ大分は課題が多いのが現実です。しかし前半戦は怪我人を出しながらも上位を保つ事が出来たのは選手・コーチ・監督が一丸となり闘ったからです。すぐに後半戦はスタート、練習から激しく競争争いをして選手全員が良い準備をして勝点を積み上げられるように頑張って欲しいです!!

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【2018明治安田生命J2第20節】大分トリニータ vs アビスパ福岡

大分は前節から宮阪が先発に復帰、丸谷がストッパーに入り小手川・宮阪のボランチ、國分・馬場のシャドーでトップの位置には藤本がスタメンからスタートした。(後藤の怪我が軽傷だといいが…)

 

【交代選手】56.宮阪→川西 68.國分→伊佐 73.藤本→三平

 

【公式ハイライト】大分トリニータvsアビスパ福岡 明治安田生命J2リーグ 第20節 2018/6/23 https://youtu.be/2J2dTY9PmYI @YouTubeより

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2位の大分が4位の福岡を大銀ドームに迎えた一戦。上位対決として迎えた九州ダービーは、12,000人の観客が見守る中、接戦となった。

 

 

(試合感想) 

福岡は松田力を出場停止で欠く試合で、[5-3-2]システムでスタート。鈴木惇をアンカー、負傷明けの枝村と石津を中盤に並べてた。

大分は開始早々からチャンスを作るが福岡の守備を崩せず… しかし前半17分、大分は陣内から國分の縦パスを藤本がドリブルで運んで馬場に預け、馬場が展開して松本がワンタッチでそのままクロスを入れると、ニアの位置に飛び込んだ藤本が頭で合わせて先制点を奪った!f:id:trisapo12:20180624200805j:image

前半24分、大分は宮阪のCKが福岡の選手にクリアされるがそのこぼれ球を小手川が拾いそのままミドルシュートを放つが惜しくもバーに弾かれ追加点とはならず… f:id:trisapo12:20180624201646j:image

福岡はドゥドゥ、石津などで積極的に攻めて来るが精度を欠いたりして得点できず。大分は守備陣が体を張り組織的に守り、1-0のまま前半終了。

 

大分は後半から、5-3-2のシステムに変更。守備に人数を増やし、カウンターを狙う形とした。

しかし後半は福岡が大分を押し込む展開へ、53分に平尾が味方とのワンツーから鋭いシュートを放つが、サイドネットの外側。大分は56分に宮阪に代えて川西を投入、システムを[5-3-1-1]として中盤の支配率向上を図った。

福岡も城後と木戸を投入。大分は68分に國分を下げて伊佐。68分に伊佐が藤本へパス、藤本がそのまま駆け上がりチャンスを作ったが決める事は出来ず… (逆サイドで馬場がフリーで待っていたので見えていれば決定機でした。)

その後も分厚い攻撃で大分を押し込む福岡だが、大分も体を張った守備を見せて集中を切らさず、ゴールを守った。84分、右サイドで三平と松本が崩しそのままクロス、中で逆サイドに居た星が中まで走り頭で合わせるも惜しくもGKに止められた。

 

アディショナルタイム4分、松本怜が福岡ボールをカットしそのまま右サイドへ駆け上がり時間を稼ぎそのまま試合終了。大分が勝点3を積み上げた。
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[ 試合後の片野坂監督 インタビュー]

2週間前にラグビーの親善試合があり、ピッチがどうかと思っていたが、芝の管理の方に素晴らしいピッチにしていただき、水を撒いてわれわれに協力してくださった。この場を借りて感謝したい。そういった方の支えや応援があってわれわれはサッカーができている。そういった方々に勝点3をプレゼントできて本当に良かった。これを続けていかなくてはならない。

 

試合後の藤本のインタビューで「チャンスは来ると思っていた。待つだけでなくつかみ取らなくてはと、片さん(片野坂知宏監督)からの話にもあったので、それをモチベーションに。日頃の練習や練習試合からしっかりアピールし続けることでチャンスを掴みとろうと思っていた。」とありました。今、出場機会が少ない選手などはしっかりTMで結果を残さないと今季の選手層では試合に出場出来ませんね… 練習から競争争いをして全員で試合に挑んで欲しいです。

 

 

 

 

 

【2018明治安田生命J2第19節】松本山雅 vs 大分トリニータ

大分は今節福森が負傷・宮阪が契約の問題で欠場。小手川と川西がボランチでコンビを組んだ。主にボランチで起用されていた丸谷は今節ストッパー起用となり、藤本が久々のスタメン復帰となった。

 

【交代選手】66.藤本→伊佐 76.馬場→三平  87.後藤→竹内

 

【公式ハイライト】https://youtu.be/W-CzFBXSXYM 

 

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(試合感想) 

開始早々から激しいボールの奪い合いとなった両チーム、チャンスを先に生かしたのは松本。前半5分、自陣の位置から前田大然がドリブル突破でストッパー起用されていた丸谷との勝負に勝ちそのまま大分陣内まで持ち込み、ペナルティーエリア手前に居た前田直輝にパス。前田直輝の左足を振り抜いたシュートは大分の小手川に当たりながらゴールへと突き刺さり松本が先制!

前半21分、大分は陣内からDF鈴木が松本の守備の裏を狙ったパス、FW藤本が反応し裏に抜け出して松本のファールを誘いこの判定が一発退場。

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この判定により、数的優位となった大分は流れを引き寄せるべく攻勢を仕掛ける。前半34分大分はCKの流れからボックス内で刀根がファールを誘いPKを獲得。これを後藤優介が冷静に決めて同点弾となった。

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前半終了間際の40分に再び大分がチャンス。川西→馬場と繋ぎ、馬場が得意とするアウトサイドキックから後藤が藤本に決定的なパス。藤本が冷静にゴールネットを揺らして大分が逆転!このまま前半終了となった。

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後半スタートから松本は一人少ない中でも真っ向勝負を展開。大分の攻撃を食い止めながら、同点のチャンスをうかがうが時間が経過していく…

松本は高崎と工藤の2枚同時投入で流れを引き寄せに動くが、大分は81分にカウンター攻撃。川西がドリブル突破から伊佐にパス、伊佐が放ったシュートのこぼれ球を三平が押し込みダメ押し点を挙げた。84分、小手川→川西と繋いで川西が後藤に決定的なパスを送る、そのまま後藤が冷静にゴールネットを揺らし4点目!

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数的優位となった大分が上手く試合を運び、上位対決はアウェイの大分が制した!

 

[試合後の片野坂監督インタビュー]

相手が退場になり、数的優位で試合を運ぶことができて、なんとか逆転し、勝点3を取れたが、90分のマネジメントが非常に難しいゲームだったと感じた。ただ、われわれには勝点3が必要だったので、どういう形であれ、それが取れたことでホッとしているし、うれしく思う。

 

 

松本対策として片野坂監督は、ストッパーで丸谷を起用、小手川・川西のボランチで裏抜けが得意な藤本をスタメン起用と采配が見事に的中しましたね。川西はやはり違いを見せれる選手なので見ていて楽しいですね、福岡戦もぜひスタメンで起用してもらいたい。丸谷は失点に絡みましたがそれ以外は上手くプレー出来ていたと思います。後藤が試合終了間際に負傷したのが気になるところです… 次節は九州ダービーなので間に合ってほしい、無理でしたらトップに林でシャードの位置で藤本を見たいです。

 

【2018明治安田生命J2第18節】愛媛FC vs 大分トリニータ

今節の(A)愛媛戦は、前節から福森→ソンス 星→岸田とスタメンを変更。

 

【交代選手】65.宮阪→川西 69.ソンス→國分 79.馬場→清本

 

(試合感想)

今節は[3-4-2-1]を採用するミラーゲームとなった。試合序盤は大分ペースで試合が進む、前半13分に左サイドの松本怜からのクロスをゴール前で後藤が合わせてゴールネットを揺らすも、エリア内でのファウルと判定され先制点とはならず…

前半40分まで何度もチャンスがあった大分は得点をすることが出来ずに、残りの5分は愛媛にペースを握られ最後の5分は愛媛に勢いを与えてしまった。

後半開始、愛媛は前半終了直前の流れを維持して積極的にボールを動かし主導権を握った。53分に大分は最終ラインのビルドアップのミスを突かれて危うく失点シーンとなったがGK高木が好セーブ。63分に試合が動く、愛媛の前野が鋭いインターセプトからショートカウンターを仕掛け、エリア内で近藤が折り返したボールを大分MF宮阪が滑り込んで対応するもハンドの判定となり愛媛にPK。このPKを近藤が落ち着いて決め愛媛が先制に成功!

 

失点後、大分は攻撃的なカードを投入して攻め込むが決定的チャンスを決める方は出来ず…

お互いにチャンスを作ったがスコアは動かずタイムアップ。愛媛は11試合ぶりの勝利で今季ホーム初勝利。大分は首位から転落となった…

 

[試合後の片野坂監督のコメント]

最後の部分の細かいところを突き詰めなくては、簡単に勝点3は取れないとつくづく思う。

難しいゲームが今後も続くと思うし、選手たちにはもっと、ビハインドになったときにパワーを使って相手よりも上回るというメンタル的な部分や、体の最後のパワーを出し切ってほしいと思う。それは私も含めて日頃のトレーニングから良い準備をして、こういうゲームで勝点1でも拾えるように、選手を鼓舞して戦っていきたい。

 

片野坂監督は本日の試合で刀根と怜を左サイドに置き、岸田とソンスを右サイドに置く采配をしましたが、やはり左サイドに怜を置くと彼の良さが全く出ないので右サイドで怜は固定してもらいたい。星が出れない時は岩田・那須川などにチャンスを上げて起用して欲しいですね。

伊佐の1トップ起用も固定せず、林や藤本などにもっとチャンスを上げてくれ。スタメン・ベンチ入りの選手に競争争いをさせてレギュラー陣に危機感を持たせて!それが出来ない場合は夏の移籍期間で補強に動いてもらいたいです。