trisapo12’ 2018

大分トリニータ観戦記

【2018明治安田生命J2第26節】FC岐阜 vs 大分トリニータ

FC岐阜は前節・讃岐戦からスタメンを二人変更し、中島賢星と三島頌平が先発出場となった。

大分トリニータは、前線の顔触れを変更。岐阜との前回対戦で得点したFW三平和司がスタメン入りし、小手川がシャード・伊佐がトップに入った。前節敗戦した中でも良いプレーをしていた右CB岩田、ボランチ前田は2試合連続スタメンとなった。

 

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(試合感想)

片野坂監督はこれまで、大木岐阜に対し、4枚のブロックを構えて守備から入る戦い方を選択していたが今節は短い準備期間中に選手達に浸透させたシステムは 3-5-2 での岐阜戦術。

3ボランチに小手川と前節敗戦の中でも活躍した前田、アンカーの位置には丸谷を起用して中盤の対応に備えた。前線の2トップには三平と伊佐を起用してカウンターを狙う形。

5戦勝ちなし・得点力不足のチーム状況との事もあり、コンディション重視のメンバー選出となった。

 

前半4分岐阜に決定機。最終ラインでボールを回し阿部が縦にパスを送り、三島が受けて裏に抜け出したライアン デ フリースにパスを送りそのままライアン デ フリースがシュートを放つも大分GK高木が落ち着いてセーブ。(岐阜側はこの決定機を決めれていればまた試合結果は変わっていただろう。)

 

前半17分、大分GK高木が岐阜DF陣の裏のスペースを狙ったボールが通り前線に走り込んだ星がキープ、前田→丸谷と繋ぎ中央からのシュートを三平がゴール前での絶妙なトラップからゴールに流し込み大分が先制点を奪った!

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27分には、岩田と松本で崩しサイドに流れた小手川がクロスを上げると岐阜DFのハンドを誘いFKを獲得。小手川がクロス気味に放ったキックは岐阜DFに当たりそのままゴールネットを揺らし大分が追加点を挙げた。

岐阜は得点を奪うために得意のパス回しからからチャンスを狙ったが、大分の素早い守備とカウンターへの切り替えに防戦一方となってしまった…

 

後半スタートから、岐阜はデ・フリースを下げて長沼洋一を投入。長沼を右WB、福村を左WBに置き、頂点に山岸と古橋を並べた 3-5-2とシステムを変更する。

後半53分、岐阜は得意とするパスワークから右サイドの裏に抜け出した途中出場の長沼がチャンスを作るも、またもや大分GK高木に弾かれチャンスを活かすことは出来なかった。

 

大分は69分に決定機、星が岐阜DFからボールをカットしカウンター攻撃。

フリーで抜け出した伊佐がボールを受けて左足でシュートを放つも岐阜GKビクトルがセーブ、こぼれ球を星が合わせるもミートせずトドメの3点目とはならなかった。

73分に、岐阜は難波と風間を同時投入。大分も後藤と藤本を投入し、両チームが同時間に2枚交代という珍しい事が起きた。岐阜は難波へ長いボールとショートパスをつなぐ攻撃で75分過ぎから大分を押し込み始める。

 

77分岐阜は自陣からボールを回して最後にMF古橋が遠目からシュートを放つが、大分GK高木が落ち着いて対応しピンチを防ぐ。89分に大分は小手川を馬場と交代。

その後も岐阜は反撃に出るも、大分の守備は集中して対応。岐阜は最後まで得点を奪える事は出来ず試合終了。f:id:trisapo12:20180731122234j:image

 

6戦ぶりに勝利した大分は暫定ながらも3位へ浮上した。

 

試合後の監督コメントで「全員がよく役割をやりきってくれた」と選手達を讃えながら「試合を決める3点目が奪えなかったこと」を今後の課題に挙げてました、確かに決めきるところで決めておく事はとても大事です。練習からしっかり課題を修正して行ってほしいですね。

今日の試合で3ボランチ、2トップ戦術は見事にハマりました、攻守ともに狙いを合わせて出来たのでこれを継続して粘り強く今後も試合に挑んで欲しいです!岩田・前田など試合に絡めていなかった選手達がここに来て素晴らしい活躍を見せている事はいい事、TMで暴れている林などにも次節チャンスを上げて欲しいと思ってます。