【2018明治安田生命J2第32節】 ロアッソ熊本 vs 大分トリニータ
熊本は今節安柄俊が出場停止。4試合ぶりに高瀬優孝、八久保颯、小谷祐喜、5試合ぶりに伊東俊がスタメンに入り最前線に入る布陣となった。
大分は前節から先発前田を入れ替え、清本をスタメンで起用。明治安田J2第12節の大宮戦以来20試合ぶりの先発出場となった。
今節は伊佐耕平が頂点に入る[3-4-2-1]システムでスタートした。
激しく降った雨も試合前には小降りとなり、お互いに後方からボールを動かして組み立てていく前半となる。
前半12分、熊本は右サイドから攻めて行き坂本がドリブルで持ち込んでシュートを放つも惜しくも枠を捉えることはできず…
前半15分、大分は後方からボールを繋ぎ右サイドの松本から岩田へ、岩田が中央と三平へと繋ぎ小手川が前線の清本へパス。清本が上手く落として最後は伊佐がシュートを放つが相手DFに当たりゴールとはならず。(選手全員のポジショニングが素晴らしい場面でした。)
前半30分、右サイドで三平がキープし松本怜→丸谷と繋いで伊佐がDF陣に囲まれながら三平へとパスを送り、最後は三平がシュートを放つと相手DFの手にボールが当たりPKを獲得した。
このPKを三平自ら決めて、三平は得点後、選手達と第一子となる男の子の誕生を祝いゆりかごダンスを披露した。
パパになった #三平和司 の先制弾⚽
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年9月8日
仲間とともに「ゆりかごダンス」で自身の第一子誕生を祝う👶🏻
🏆明治安田J2第32節
🆚熊本×大分
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前半34分熊本は、左サイドから中へ最後は右サイドから走りこんできた高瀬が倒れながらシュートを放つも枠を捉えることは出来なかった。
両チーム前半からチャンスシーンは多くあったが、大分の一点だけとなりスコアは0-1のまま前半終了。
熊本は後半、両ウイングバックを入れ替え、立ち上がりから前に圧力を掛け攻勢に。ボールを握って動かす時間は増えたものの、大分も堅い守備で対応。
後半開始早々、大分はビルドアップでミスをして熊本が右サイドを攻め込みそのままクロスを上げると中で頭で合わせるもミートせず同点とはならず…
押し込まれる時間帯が出てくると、61分片野坂監督は伊佐に代えて川西翔太を投入。三平が1トップ、シャドーには川西が清本と並んだ。
後半60.松本怜のスローインミスから熊本八久保がペナルティーエリアで倒れPKを獲得、このPKをしっかり決め同点。
このPK判定は正直に言って足にも掛かってないし、明らかに映像を見ると誤審だろう。
追いつかれた大分は70分過ぎから盛り返す。
川西→清本と繋ぎドリブルで運んで裏へ走り込んだ小手川へラストパス、小手川がGKと一対一となるも相手GKに防がれる。
こういった場面をしっかり決めていかないと、上位チームとの対戦時は勝ち点を落として行くだろう、しっかり練習から最後の制度を積み上げてほしいです。
後半77.川西が右サイドへ展開し、松本→岡野と繋ぎ中へクロスを上げると熊本GK畑が飛び出して弾き出すもこぼれ球を丸谷が拾い、冷静に相手の上空を狙ったループシュートはそのままゴールネットを揺らし大分が追加点を奪った。
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— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2018年9月8日
後半80分には、右サイドで相手ボールをカットしそのまま松本怜が裏へ飛び出した途中出場の藤本へパスを送る。藤本が冷静に相手GKとの一対一を制し落ち着いて無人のゴールへ流し込みトドメの3点目を挙げた。
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— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2018年9月8日
熊本は終盤にかけて大分ゴールに迫るが、堅い守備を最後まで崩せず。連敗を止めた大分は暫定5位に浮上、熊本はこの試合に敗れ3連敗となった。
[ 試合後コメント: 片野坂 知宏監督 ]
後半は相手も狙いを続けながらギアを上げてくるだろうというところで、またもったいない失点をして同点になったのだが、そこからも切らさずに、交代選手を含め全員で戦い続けたことが勝点3につながったのではないかと思う。少しラッキーなところもあったかもしれないが、いまのわれわれにとっては勝点3を積み上げることが非常に大事だった。
[試合感想]
久しぶりの先発となった清本、試合の流れを変えれる選手として期待される川西がこの試合では素晴らしい活躍を見せた。
やはり川西はベンチには必要な選手だ。怪我をしない限り残りの試合川西は鍵を握る選手となる。
岡野が移籍加入後初めて公式戦で45分間プレーした事など収穫の多い試合ともなった。
これから上位対決に向けて、FW陣は熊本相手に結果を残せたことに満足せず最終戦まで結果を出し続けてくれないと前半での内容では上位チームに確実に勝ち点を取れない。
日頃の練習から制度を、積み上げて行き、下位チームには勝ち点を落とさないのが絶対条件、上位チームとの対戦時は最低でも勝ち点を拾って行かないと昇格という夢は厳しくなるだろう。