trisapo12’ 2018

大分トリニータ観戦記

【2018明治安田生命J2第23節】大宮アルディージャ vs 大分トリニータ

2連敗中の大分は今節5人を前節から入れ替えて試合に挑んだ。

出場停止明けの丸谷が復帰し、宮阪とのダブルボランチ。刀根が全治8ヶ月の大怪我により黄誠秀がスタメン起用、福森直也も怪我からの復帰戦となり左WBは星のコンディション不足?もあり久しぶりに那須川がスタメンとなった。

 

(試合感想)

試合開始早々を突かれた失点… 大分は前半2分にボックス内で黄が大宮のマテウスを倒してPKを献上、このPKを大前が落ち着いて決めて大宮が先制点を奪った。

 

先制点を許してズルズルに行く大分… 前半9分に國分から左サイドの馬場へパス、馬場がミドルシュートを放つも枠外。

ボランチとトップ下の行き来の役割を与えられた宮阪だが、DFラインまで下がってビルドアップに参加して役割を担うことをしなかったので右WBの松本怜とシャードの國分が孤立する形に… 35分から4-4-2にシステム変更し、球際の強度を強め対応して行った大分。

大宮は前がかりになる大分に対して追加点を狙うが決定機を決めれずに前半終了。

 

 

大分は後半から3-4-3にして前から行くようにハーフタイムで修正。宮阪をDFラインに落とす形を辞め、ミシャ式をやらなくなった大分。

馬場を中心に大宮のボランチ脇を突いて攻撃が活性化するようになる。

 

後半53分に大分がチャンスを作る。馬場が國分と崩して、ペナルティーエリア内にドリブルで切れ込んだ國分が左足でシュート。しかしゴールの右に外れる。65分には藤本のポストプレーから馬場が抜け出してボレーシュートを打つも、枠を捉えられず… 

 

大分は3バックにDH宮阪を降ろして後ろ4枚にして自分達から相手に数合わせて、逆に相手にプレス掛けやすくしてしまってる… 宮阪をDFラインに落とす形にするから、頂点にシャドーが居なくなって攻撃の人数が足りたくなる…

 

大分は73分に清本と星を投入、2枚替えで縦への意識を更に強めて行く、85分に伊佐を投入して最後まで得点を狙う。ボールを保持する時間帯が増えた89分、右サイドに流れていた宮阪のクロスに逆サイドで星が飛び込んで決定的なシュート。しかしシュートはゴール右に外れて同点弾とはならず。大分は決定的なチャンスを作る回数が多かった印象だが制度の低さが目立つ形となり試合終了、大分は片野坂体制初の3連敗となった…

 

開始早々の10分間、大宮のプレスで大分の腰が引けた形が試合の流れを決定付けた。大分はミシャ式やって自滅した形に…

臨機応変さ、ピッチ内での機転の効かせ方は大宮の選手に比べるとまだまだ課題が多く残る… 次節は開幕戦で完勝した栃木だが、油断する事なくまた選手全員で競争争いして、調子の良い選手を監督がしっかり判断して試合に挑み連敗を止めて頂きたいです!!