trisapo12’ 2018

大分トリニータ観戦記

『J2第2節!大分トリニータ vs モンテディオ山形』

◆試合情報 メンバー

交代 大分 65分 宮阪→川西 72分 丸谷→清本 83分 那須川→星

試合レポート 大分は前節から3人を入れ替え、システムも通常の[3-4-2-1]とは異なる[4-4-2]でスタート。山形の出方を予想しての施策だったが、シーズン序盤で未成熟の組織は連係ミスを連発。戦術理解の面でも整理されておらず、素早く帰陣する山形の前に攻めの形を作れない。

一方の山形も、前節の[4-3-3]から先発3名を入れ替え、[4-2-3-1]で臨んだ。大分の迷いながらのプレーに対して勢いづき、積極的に仕掛ける。ドリブルでペナルティーエリアに進入した小林 成豪が倒されたという判定でPKを獲得すると、フェリペ アウベスがこれを沈め、5分、早々にリードを奪った。

その後も試合展開は山形ペース。大分は前半途中にシステムを3バックへと変更すると、幅を使った攻撃で流れを引き戻し、山形優勢の状況からカウンターでチャンスを狙った。36分、最終ラインに落ちていた宮阪 政樹の縦パスを中央で藤本 憲明が収め、スルーパス。これを受けた後藤 優介が落ち着いて流し込み、同点に追いつく。

64分には中村 駿が正面からのFKをゴール右隅に直接沈めて再び山形がリード。だが、その3分後には右サイドを駆け上がった松本 怜がGKとの1対1をかわしてゴールを奪い、2-2に。

山形は前線とサイドの選手を交代させ、大分は中盤のメンバーを入れ替えることで、互いに攻撃の色を強めながら一進一退の攻防を続ける。さらに大分は83分に左ウイングバックを、山形は85分に前線を交代。球際の強さで勝る山形が多く決定機を作ったが、いずれも精度不足で得点ならず。勝点2を取りこぼした感も強いが、前節からの立て直しに成功したことが最大の収穫だった。最後まで押し込まれながら粘った大分は、辛くも勝点1を積み上げた。

◆ハイライト https://youtu.be/iRzmCVC3XZc

◆試合感想 山形対策で大分が採用したフォーメーションは4-4-2。ソンスと那須川をSBに配置しスタメン3人を入れ替えた。大分が前半迷いがある時間帯に山形がPKを獲得して先制。失点直後に片野坂監督は通常の3-4-2-1へとシステムを変更。システム変更により攻撃機会が増え、36分に宮阪の縦パスを中盤で藤本が受け、ヒールで前へ流す→ 抜け出した後藤がGK児玉の股を抜くシュートで同点!しかし64分、中村駿に直接FKを決められビハインドの展開になり宮阪→川西と交代。67分、川西→後藤→松本怜がスピードで相手を振り切って同点弾を決める。83分に那須川→星雄次へ交代、しかし試合は2-2のまま終了。 今季は選手層が厚い事もあり、オプションの選択肢の多さが片野坂監督の迷いの原因にもなったでしょうね… (失うものを失っても得るものを得て得点したかったのだが、先にそうやって失点してしまった。失点が多くなっているところは修正し、全体で守備の意識を高めていく。得点はある程度狙いをもってやれているが、これを続けると失点が増えるというのであれば修正しなくてはならない。)と監督コメント、練習からしっかり守備の意識を高めて試合に挑んで欲しいですね。4バックにより、攻撃での動かし方に関しては収穫もあったそうなので今後も期待してます!